あなたは人工甘味料と聞いてどのようなものをイメージしますか?
最近は何かと問題視されていますが、いったい何が問題なのか説明できる人は多くはないようです。
何が問題かはわからないけど、危険と言われるとちょっと怖いですよね…
そこで、この記事を読んで人工甘味料の実態と危険性について知り、大切な家族や自分自身の身を守る術を身につけましょう。
目次
人工甘味料とは?
人工甘味料の6つの危険性
よく使われる6つの人工甘味料
まとめ
では、そもそも人工甘味料とはどんなものなのでしょうか?
まずはそこから知っていきましょう。
人工甘味料とは?
甘味料とは、簡単に言うと甘みをつける調味料のことです。
食品衛生法では、食品添加物に分類されます。
甘味料は大きく分けて「天然甘味料」と「人工甘味料」2つに分けられます。
天然甘味料は、食品が本来持っている甘味を抽出して精製したものです。
人工甘味料は天然には存在せず人工的に合成して作られた甘味料のことで、
「合成甘味料」と呼ばれることもあります。
砂糖の200~数万倍の甘さを持つため一般には、少ない量で甘味が付けられてカロリーがおさえられると謳われ、糖尿病の治療に使われることもあります。
では一体何が危険といわれているのか?
ここからは知っておいてほしい人工甘味料の危険性についてお伝えします。
人工甘味料の6つの危険性
1、 肥満になりやすくなる
カロリーゼロと書いてある商品であっても、実際には完全に0kcal(ゼロカロリー)ではないこともあります。
法律で100mlあたり5kcal未満であればカロリーゼロと表示してよいという決まりになっているからです。
しかし、大量に食べれば当然カロリーは上がってしまいます。
また、人工甘味料を摂取することによって血糖値が上がりインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは体内に脂肪を蓄える働きがあります。
そもそも摂取カロリーを減らしたくて人工甘味料を選んだのに、逆に太りやすい体質になってしまう可能性があるのです。
2、 強い中毒性がある
人工甘味料の依存性が高いといわれる理由は食べれば食べる程、
ドーパミン(神経伝達物質)が出て、もっと欲しいと思わせるため欲求をコントロールできなくなってしまうからです。
依存性が強まり、甘いものが断ち切れなくなると当然太りやすくなります。
「どんどん欲してしまう=買ってしまう」ということは、実は食品メーカーにとっては都合のいいことなのです。
メーカーの戦略にまんまと乗らないように注意しましょう。
3、 うつになりやすくなる
アメリカの研究で、「甘いドリンク、特にダイエットソーダを毎日4缶以上飲んだ人たちは、飲まなかった人に比べてうつ病の発症が31%も高くなった」という研究結果が出ています。
食品表示を見るとわかるのですがダイエットソーダにはほとんどの場合、人工甘味料が使用されています。
4、 不妊の原因になる
・女性の不妊の原因となるプロラクチンが分泌される
・早産の危険性が上がる
など不妊につながる影響も心配されています。
また、人工甘味料を大量摂取することで元気な精子が減るというデータも報告されています。
5、 味覚を狂わせる
人工甘味料を使用した食品の甘さに慣れてしまうと、普通の砂糖の甘さでは「物足りない」感じるようになっていきます。
そうして、本来備わっている味覚が狂っていくことで、もっと甘いものや味の濃いものを求めるようになってしまうのです。
6、腸内環境が悪くなる
人工甘味料が入っている商品に「一度にたくさん食べるとおなかがゆるくなることがあります」と書かれていることがあります。
これは、人工甘味料は天然に存在しないものなので人間がもつ消化酵素では消化できないからともいわれています。
このような危険性が疑われているにもかかわらず、世間ではたくさん使われている人工甘味料。
入っている頻度の高い食品としては
・清涼飲料水
・コーヒー
・アイス
・飴玉、タブレット
・0カロリーのデザート
・ドレッシング
などがあります。
これらの食品に入っているもので、
特によく使われる6つの人工甘味料があります。
それぞれ特徴とともに解説しますね。
ぜひ買い物するときの参考にして、食品表示をチェックしてみてください。
よく使われる6つの人工甘味料
1、 アスパルテーム
砂糖の200倍の甘さがあります。
最も有名な人工甘味料の1つで、アスパルテーム・スクラロース・アセスルファムKは「人工甘味料の御三家」ともいわれます。
使用されている商品は、低カロリー甘味料のパルスイートをはじめ、洋菓子、ヨーグルト、お菓子、飲料水などです。
安全性については、がん、脳腫瘍や白血病との関連も強く疑われています。
2、 アセスルファムK(カリウム)
砂糖の200倍の甘さをもつ、人工甘味料御三家の1つです。
カロリーオフ飲料をはじめ、缶コーヒーや調味料、アイスクリームなど幅広く使われています。
製造過程で発がん性物質である「塩化メチレン(ジクロロメタン)」が溶媒として使われる場合があります。
「塩化メチレン」は、皮膚に接触すると炎症を引き起こす場合があることが知られています。
そのため、一部では塩化メチレンの残留を不安視する声もあります。
3、 スクラロース
砂糖の600倍の甘さを持ち、清涼飲料水のほか菓子類のも使われます。
摂取しても虫歯にならない、血糖値やインスリン値に影響を与えないなどと言われています。
一方で、138度以上に加熱すると有害な塩素系ガスが発生するので、安全性に問題があるという意見も出ています。
4、 ネオテーム
比較的新しい人工甘味料で砂糖の10000倍の甘さを持ちます。
アスパルテームを原料に、熱の安定性やpHの安定性をさらに向上させた「アスパルテームの改良品」です。
使用するメーカーは500社を突破し、今後もさらに消費量が伸びるといわれています。
5、 サッカリン
砂糖の600倍の甘さを持ちます。
過去に動物実験によりサッカリン摂取による発がん性が指摘されました。