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「職場でコミュニケーションがうまくいかなくて…」

 

栄養士なら一度はこう思ったことはあるでしょう。

栄養士以外の職場だとしてもコミュニケーションは大切ですよね。

 

「でも、わたしはコミュニケーション能力が低いから…」

 

こうやって諦めていませんか?

そもそも本当にあなたはコミュニケーション能力が低いのでしょうか?

今日は栄養士のコミュニケーションについてお話します。

栄養士にコミュニケーション能力は必要?

なぜ、コミュニケーションが大変なのか?

幅広い年齢層の人がいる

まずは年齢層のバラつきがあるでしょう。

特に委託給食会社の栄養士ならわかると思います。

 

普通の会社では、まだまだ年功序列のところが多いですよね。

年功序列ではなくても、肩書きなどわかりやすい基準があるので年が関係ない職場もあるでしょう。

 

ただ、栄養士が委託給食会社で働く場合、パートさんはほとんど年上です

しかも、50~60代のご高齢な方が多いです。

その中で新しく入ってきた栄養士は当然後輩ですよね。

 

しかし、正社員で入った場合は、大先輩のパートさん達に指示を出さなければなりません。

しかも、特別な肩書きがない場合が多いので、「正社員」というだけでパートさんたちを管理します。

それが、仕事だといってしまえば確かにそうです。

 

しかし、20代の栄養士が今まで関わってこなかった50~60代の人とコミュニケーションをいきなりとるのはなかなか難しい。

そう感じて、コミュニケーションが苦手に感じる場合があります。

 

仕事が忙しく、余裕がない

次は仕事の忙しさです。

たとえば、正社員がメインの会社であれば、誰かが休んだとしても休みを変更したり、もしくは休んだ人が後日仕事をすることで調節します。

しかし、栄養士の現場ではパートさんが急遽休んだ場合、正社員が穴埋めします。

 

しかも、その穴埋めのために休日出勤したとしても代わりに休みを貰えない場合が多いです。

 

また、給食業務というのは「配膳時間」が決まっています。

毎日の配膳時間が忙しく、その忙しい時間はコントロールすることができません。

分散して、後に回すといのができないのです。

 

もし、配膳時間に間に合わなかったら大問題ですから、他にどんな仕事があったとしても「配膳」が優先です。

そのため、パートさんが休んだり、仕事が円滑に進まなかった場合に栄養士は自分の仕事を放って配膳を手伝います。

それで、自分の仕事が進まなかったとしてもフォローする人があまりいません。

 

こうやって、忙しくフォローもなかなかしてもらえないと人は余裕がなくなります。

そして、余裕が無くなった結果、人に優しくできなくなります。

コミュニケーションの基本は相手のことを考えることですから、余裕がなければ上手くいかないのです。

 

話す時間が少ない

最後は話す時間が少ないことです。

これは忙しさとも関係するのですが、コミュニケーションには会話が必要ですよね。

でも、栄養士の現場ではそもそも会話するタイミングがほとんどない場合があります。

給食を作っているときは、忙しくてあまり話すことはできません。

 

配膳が終わって落ち着いても、食事の時間がバラバラな場合があります。

そうこうしているうちにパートさん達は勤務を終えて帰っていく。

同じ日に出勤しているのに一度も話さないこともあります。

 

交わした言葉が

「おはようございます」

「お疲れまでした」

この2つすらなければ、コミュニケーションはとれません。

コミュニケーションのきっかけとなる会話が少ないのは致命的です。

 

コミュニケーションは必要か?

自分が楽になるためにあったほうがいい

「忙しいから、もういっか」

こうなってしまって、コミュニケーションをとるのを諦めてしまう人がいます。

でも、もったいないです。

コミュニケーションを取っていたほうが自分が楽になります。

 

仕事を楽しむためには人間関係は不可欠です。

ただでさえ、忙しいのですからコミュニケーションをとったほうがいいです。

 

どうやってコミュニケーションをとるのか?

まず、覚えておきたい心構えがあります。

 

それは「コミュニケーション能力が低いというのは直る」ということです。

 

単純に上述した理由でなくてコミュニケーション能力が低いことを認めてしまっている人がいますよね。

だから、仲良くなれないのだと。

 

でも、コミュニケーション能力をいうのは「技術」です。

だからこそ「能力」という言葉がついています。

自分の練習次第でコミュニケーション能力はいくらでもアップできるということは覚えておいてください。

 

実際、僕も田舎から上京したときはコミュニケーション能力は皆無でした。

上京したばかりのころ、アルバイトに採用された時に店長に「お前は俺が採用しないと誰もとらないと思ったから採用してあげた」と言われました。

それくらい、コミュニケーション能力が低かったのです。

 

でも、今は独立して相談業務などコミュニケーションが必要な仕事をいろいろとしています。

僕は自分の体験もあるのでコミュニケーション能力が低いことは直せることは自信を持って言えます。

 

では、なにからはじめればコミュニケーション能力が高くなるでしょうか?

 

当たり前の「挨拶」が全て

まず、やるべきことは「挨拶」です。

ものすごく当たり前のことですが、これを出来ている人がほとんどいません。

出勤して「おはようございます」すら言えなければ仲良くなれるわけがありません。

 

「先輩が挨拶していないから私もしなくていい」

 

こう思ってしまってはダメです。

そうやって職場の空気は悪くなります。

僕もいろいろな人に会いましたが、コミュニケーション能力が高い人は間違いなく「挨拶」に力をいれています。

 

たとえば「〇〇さん、おはようございます」のように必ず、その人の名前を呼ぶこと。

これも、ものすごく効果が高いです。

バカらしいと思うかもしれませんが、挨拶や普段から相手の名前を呼ぶことを習慣づければ間違いなく、今よりもコミュニケーションは円滑に進みます。

 

どんなことでも「当たり前」のことを「当たり前」にやっている人が能力の高い人です。

 

外の世界の人と話す

もう一つおすすめすることは「職場以外の人と話せる場所にいくこと」です。

僕が実際に働いた経験と周りの方々から話を聞いて思ったことがあります。

 

それは「栄養士の現場にいる人はコミュニケーション能力が低い人が多い」ということです。

 

おそらく、あまり必要としてこなかったのでしょう。

そういった人たちと一緒にいると「低いことが当たり前」になります。

ですから、職場以外の人と話せる場所に積極的に出ていき「コミュニケーション能力が高い人」に会ってきてください。

 

そうすれば、「自分のコミュニケーションの基準」が変わります。

今までは「挨拶をしないのが当たり前」だとしても、職場以外の場所にいけば「挨拶をすることが当たり前」になります。

自分の職場の中の狭い世界にいると、視野も狭くなります。

 

いろいろな人に会うことで、コミュニケーション能力は自然と身についていくのです。

 

まとめ

コミュニケーション能力はあったほうがいい

自分の人生を楽しむためにもコミュニケーション能力はあったほうがいいです。

そのためには

・名前を読んで挨拶をする

・職場以外の人に会う機会を増やす

 

この2つを試してみてください。

きっと、コミュニケーション能力もアップしたうえであなたの人生をも楽しくなりますよ。

 

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