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「自分の性格を変えたい!」と思う人はたくさんいると思います。もっと自分が理想とする性格だったら…。自分の性格で悩んでいる人も多いかと思います。

「自分はこういう性格だから」とか「こんな性格変えることはできない」と諦めていませんか?性格は自分次第でいくらでも変えられることができます

まずはこのことを自覚してみてください。

今回は、植西聰 著「やる気のコツ」(第4章 自分の性格を変えていく)より内容を抜粋して、性格を変える方法をご紹介したいと思います。

 

1. 性格は変えられる

まず、大前提ですが、

「性格といものは、自分次第で変えることができます!」

 

オーストリアの精神科医であり、心理学者であったアルフレッド・アドラーは、「人の性格は、普段の行動習慣と考え方のクセの積み重ねによってできている」と述べています。
つまり、普段の行動習慣や考え方のクセを変化させることにより、今までの性格を変えることができるのです。

 

そのためには、

①行動習慣を変える

②考え方のクセを変える

 

まずはこの2点を心がけてみましょう。

 

2.習慣化してみる

「性格」と「行動習慣・考え方のクセ」の関係性に関して、「飽きっぽい性格」を例に今から説明していきます。

 

あなたが「飽きっぽい性格」と自覚している人とします。

あなたは、今までの経験から「新しいことを始めてはすぐ挫折してしまう」という行動を何度も繰り返してきました。そのため、この行動が習慣として身についてしまっています。また、何をするにも「自分は長続きしない」という思い込みが、考え方のクセとして刷り込まれてしまっています。

 

これでは残念ながら、何をするにも長続きするのは難しいでしょう。

何かを始めようと思った時に、「どうせ、また」というネガティブな思考にかられてしまうので、挫折する未来を自分で予言してしまい、挫折した時には、「やっぱりね」と結果を自分で受け入れてしまいます。

家族や友達に、「いや、あなたなら絶対にできるよ!」と応援されたとしても、「でも、前もダメだったし。」、「だって、なんかあんまり気が進まないし。」など、やらない理由ばかりを探してしまうはずです。

 

この負のサイクルから抜け出す方法は一つしかありません。

「あなた自身で小さな成功体験を積み重ねる」

 

今あなたはスタイルアップのために、ダイエットをしたいと思っているとします。今までもダイエットの経験はあるものの、継続できず挫折してきました。

 

今回は、逃げ出してしまいそうな自分を抑えて、「1日10分のストレッチ&筋トレをとりあえず7日間続ける」と決意します。

 

最初の7日間は、続けるのに苦労するかもしれませんが、7日後、思っていたよりも続けることは簡単だったと感じるかもしれません。

 

短期間でも、積み重ねにより、「すぐに挫折する」という行動習慣から「始めたことを継続できる」という新しい行動習慣が身についてきます。

 

結果、「自分は長続きしない」という考えのクセも改善され、「粘り強く物事を続けられる」という自信につながります。

 

「7日間、ストレッチ&筋トレを1日10分間継続できた。」これがあなたの小さな成功体験になります。1年365日のうちのたった7日間かもしれません。ただ、あなたにとっては、1日たったの10分ではなく、今後の人生におけるかけがえのない10分間×7日間=70分間になったはずです。

 

日々の積み重ねは、あなたの経験として蓄積され、大きな財産として潜在意識や記憶に残り続け、あなたの自信と勇気をもたらしてくれます。

 

3.考え方のクセを見直してみる

実際には正しくないことでも、自分の中では正しいことだと誤って認識していることはありませんか?これを「認知の歪み」と言い、いわゆる「考え方のクセ」です。

 

私たちは「常識」や「普通」にこだわって生きています。

 

考え方のクセは、今まで育った環境、出会った人、仕事の内容、読んだ本、見た風景、いろいろな要因によって、その人の「常識」や「普通」は出来上がっていますので、千差万別のクセがあることをまずは認識してください。「自分の常識は他人の非常識」、「他人の常識は自分の非常識」という言葉もあるように、基本的にはみんな違うものです。

 

また、クセという言い方をすると、あたかも悪いもののように思われがちですが、「考え方のクセ」は「個性」の一つとも考えることができます。あなたは今、自分の個性をきちんと認識することができていますか?

 

例えば、働いている会社で新しいアイディアを募集しているとしましょう。「自分もアイディアを提案してみよう!」と最初は思っていても、次の瞬間「でも、自分がアイディアを提案したところで採用されるわけがない、、どうせムリだ」という考えに囚われてしまう場合。こういったタイプの人は「自分にはムリだ」と悲観的な考え方が知らず知らずのうちにネガティブなクセになってしまっているのです。

 

まずは自分の中に「考え方のクセ」があるということに気づきましょう!気づくことによって、意識的にクセを直すことに繋がります。

「自分には無理だ」という考えが浮かんだとしても、意識的に「とりあえず挑戦してみよう!」と前向きに考えることもできます。

 

4.マイナス面ばかりに気を奪われない

物事にはプラスの面とマイナスな面があります。何かを行う時には、プラスの面とマイナスの面を総合的に判断して決断する必要があります。しかし、中には「マイナス面ばかりに気を取られ、プラス面には全く目を向けようとしない心理」というものがあります。これを「マイナスの心のフィルター(選択的抽出)」と言います。

 

人は本能的に自分の周りに起きる「変化」に対して、慎重になります。日々の変化や刺激が欲しいと思いながらも、何気ない安心・安全な日々を本能的には望んでいます。なので、物事に目を向ける時に、最初にマイナス面に注視してしまうことがあります。これは本能的な思考の部分が大きいので、マイナス面ばかりに目が行くときには、「自分の緊急信号がきちんと働いている」と自分で自分を落ち着かせてみてください。

 

また、「後悔」という感情を持ち続けていると、人は幸せになれないと言われています。やってしまったことへの後悔より、やらなかったことへの後悔の方が大きいとされています。マイナス面ばかりに気を奪われていると、そもそも挑戦しないで諦めてしまうことの方が多くありませんか?この考えのクセはぜひ、改善したいところです。物事のプラス面もよく考えたうえで、後悔がないような選択ができるといいですね。

 

まとめ

性格を変えるために、下記のアドバイスをしてきました。

  • 今までの行動習慣を改善するために、自分で小さな成功体験を積み重ねてみてください。
  • まずは自分の個性である「考え方のクセ」を認識して、ポジティブなクセはより活かして、ネガティブなクセは改善してみてください。

 

 

ただ、最後にこうやって自分にストイックになりすぎて、頑張りすぎるあなたに気をつけて欲しいことがあります。それが燃え尽き症候群です。

 

燃え尽き症候群とは、何かを一生懸命頑張ってきたのに、ある日突然、まるで燃え尽きてしまったかのようにやる気を失ってしまうような症状のことを言います。生真面目な性格や完璧主義の人は要注意と言われます。

 

燃え尽き症候群の一例として、社会人になりたての新入社員を挙げてみましょう。新入社員は会社で働き始める際、仕事に対する大きな期待や自分なりの理想や目標を持っている人がほとんどだと思います。しかし、実際に働き始めると、いくら自分が努力し頑張り続けても、思い通りにならないことばかりです。そこで理想と現実の大きなギャップに直面してしまいます。このギャップに落ち込んでやる気を一気に失い、当初はやる気に燃えて頑張るのですが、途中で燃え尽きてまったくやる気を失ってしまうのです。

 

燃え尽き症候群の予防策として、「何事も完璧にこなそうとしない」ことや「上司の意見を素直に受け止めすぎない」というスタンスでいるとだいぶ気持ちも楽になるかと思います。また、自分なりの目標(比較的達成しやすいもの)を持つことをおススメします。これから小さな成功体験をたくさん積み重ねて、後悔のない充実した人生にしていきましょう。

 

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