あなたは「食品添加物」を気にしたことはありますか?
最近はスーパーなどで無添加の食品を見かけることが多くなりましたね。
そのせいもあり、添加物は体にとって悪いもので
無添加の食品はなんとなく体にいい。
そんなイメージがあるかもしれません。
今回はそんな食品添加物の危険性と付き合い方についてお伝えしていこうと思います!
目次
そもそも食品添加物って何?
食品添加物の危険性とは
日常で特に避けたい7つの食品添加物!
まとめ
そもそも食品添加物って何?
ではそもそも食品添加物とは一体何でしょうか?
食品添加物はその名の通り食品を作るときに添加するもので、
許可されているもので1400~1500種類もあります。
そんなたくさんの種類がある添加物ですが、
日本人はなんと重さにして1年間に4kgもの添加物を摂っていると言われています。
(外食やコンビニ食が多い人は年間5.5kgとも!)
食品添加物は食品衛生法によって以下のように定義が決められています。
「添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう。」
うーん、定義を聞いただけではちょっとよくわかりませんね。
でもこれを言い換えると
見た目、おいしさ、香り、長持ちなどの面で消費者にメリットを与えるものということなんです。
「食品添加物は悪いもの」というイメージが強かった人は意外だったかもしれませんね。
しかし、メリットだけではなくデメリットもあります。
一体どんなデメリットがあるのでしょうか?
食品添加物の危険性とは
食品添加物のデメリットとしては
長期にわたり大量に摂取すると人体に影響が出るといわれていて、
がん発症、アレルギー、キレやすい子ども、不妊などのトラブルを引き起こす危険性が疑われています。
また、危険性がわからないという危険も存在します。
どういうことかご説明しますね。
食品添加物には安全性を示す量であるADI(=1日摂取許容量)が決められています。
しかしこれは人間ではなくマウスなどの動物で実験したものです。
そのため、人間の体に入ってきた時にどうなるかというところまではわかっていないのです。
また、1種類の添加物についてテストしたものなので、複数摂取した場合についての安全性は定かではありません。
食事をするとき、ほとんどの場合が1種類のみ摂取するということはありえませんよね。
実際に複数摂取した場合として
安息香酸ナトリウムとビタミンCが反応して発がん性の物質ベンゼンが生成されることも発見されています。
このような危険性がある食品添加物ですが、
現代の日本で暮らしている以上、残念ながら完全に避けるのは不可能です。
添加物を一切取らないようにするには山奥で自給自足するしかないというくらい難しいと言われます。
過敏になりすぎてストレスをためないためには、避けるよりもうまく付き合っていくという考え方をしましょう。
では、私たちは食品添加物とどのように付き合っていけばいいのでしょうか?
それは優先順位をつけて食品を選ぶことです。
あれもこれも避けようとすると選べるものが極端に減ってしまい、ストレスのもとになります。
そこで、特に毒性の高いといわれているものをまずは避けることをオススメします。
ここからはその種類と主な用途や危険性についてお伝えしていきますね。
日常でとくに避けたい7つの食品添加物!
1、亜硝酸ナトリウム(発色剤)
ハム、ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、いくら、などに使われます。
強い毒性があり、吐き気、下痢、貧血、中枢神経麻痺などの原因になり、
遺伝子にキズをつけるという危険性があります。
また、魚に含まれる第二級アミンと結合してニトロソアミンという強力な発ガン物質になります。
アメリカではベビーフードへの使用が禁止されていて全面禁止も検討されています。
2、リン酸塩(結着剤、乳化剤、変色防止剤)
ハム、ソーセージ、魚介ねり製品、カップラーメン、乳製品などに入っていて、万能の調味料なんて言われたりもしています。
ミネラルの体内での吸収を悪くしてしまう弊害があります。
腎臓への悪影響も指摘されていて、ラットに高リン化食を食べさせたら腎臓が石灰化する「腎石灰化症」がみられたというデータも出ています。
3、アスパルテーム(合成甘味料)
清涼飲料水、ガム、アイスクリーム、ゼリーなどに入っています。
腎臓の機能低下、血管がもろくなり血管の病気のリスクが上がるというデータがあります。
動物実験で白血病やリンパ腫ができたことも発見されています。
さらに、セロトニン、ドーパミンを減らす作用があり精神的に不安定になるともいわれています。
4、カラメル色素(着色料)
ソース、菓子、ジュースなどに入っています。
カラメルⅠからカラメルⅣまで4種類あり、Ⅱ~Ⅳは発がん性が疑われていますが表示ではその区別がつきません。
そのため、カラメル色素自体を避けた方が賢明と言えます。
5、ソルビン酸カリウム(保存料)
細菌やカビの発生・増殖を抑える働きがあるため腐敗防止として多くの食品に使われる保存料です。
かまぼこ、ちくわ、ハム、ソーセージ、漬け物、佃煮、イカの燻製、ワイン、などに使われています。
ソルビン酸Kはソルビン酸にカリウムがくっついた物質で、水溶性なため水に溶けやすい性質を持っています。
単体での毒性・危険性はもちろんありますが、それよりも多くの食品に使われているため他の食品添加物との複合摂取による発がん性が指摘されています。
6、タール色素(着色料)
タール色素と呼ばれている合成着色料は、石油を生成する際に生じる『ナフサ』を原料として生成されます。
北欧では、子どもの注意欠陥・多動性障害の原因物質となる可能性があるとして、これらの合成着色料の使用を控えるよう英国食品基準庁がメーカーへの自主規制を勧告しました。
カナダ、アメリカではアレルギーやがん誘発因子となりうるとして、日本で使用許可されている赤色2号、102号、106号使用が禁止されています。
また、ドイツでは赤色3号は甲状腺機能障害を起こす可能性があるとして使用しません。
7、安息香酸ナトリウム(保存料)
安息香酸ナトリウムはビタミンCとの科学反応を起こし発がん性物質であるベンゼンに変わります。
また骨髄の造血幹細胞のDNA及びRNAの働きに支障をきし、白血病を誘発するリスクが非常に高くなることがわかっています。
もちろん一般の食品には5%も含有されていません。
またジュースや栄養ドリンクに関しては、安息香酸Naの使用量は最大で0.06%のようです。
しかし使用基準があるとはいえ、それだけ毒性の強さを認識しているのに使い続けている業者がいるということ、そしてそれを国が認めていることが問題です。
ここまで危険性が高いといわれている添加物を7つお伝えしました。
完璧を求めてあれこれ避けるよりもまずは、これらの添加物を優先的に避けることから始めてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
食品添加物が使われている目的としては
おいしさ、見た目、長持ちするなど基本的に消費者にメリットを与えるものでした。
しかし長期にわたり大量に摂ることで
発がん性、アレルギー、キレやすい子ども、不妊などのリスクがあるというデメリットもありました。
そんな食品添加物を完全に避けることは難しい現代ですが、特に毒性が高いといわれているものがあり、
その種類として
1、亜硝酸ナトリウム
2、リン酸塩
3、アスパルテーム
4、カラメル色素
5、ソルビン酸カリウム
6、タール色素
7、安息香酸ナトリウム
の7つの食品添加物を挙げました。
食品を選ぶ時にはこれらを優先的に避けることをオススメします。
また、食品添加物と付き合っていく第一歩としては、日常に「素朴な疑問」を持つことも大切です。
なぜこのハムはこんなに鮮やかなピンク色なのだろう?
なぜこのお店のハンバーグはこんなに安いのだろう?
など、添加物を意識すると疑問に思うことが出てきます。
そしてそこには何かしらの理由が存在します。
その理由こそが、もしかすると危険性が疑われている添加物かもしれません。
知らず知らずのうちに体に毒素をためないためにも、まずは小さなことからやってみてください。
たとえば買い物をするときに食品の裏をチェックしたり、2つ商品があったら添加物の少ないほうを選んだりすることから始めるといいと思います^^
それだけでも何もしないよりは今より健康に近づくことができるでしょう。
食品添加物のメリットとデメリットを知った上で賢く付き合っていきましょうね。