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FROM:黒田光弘

こんばんは。

管理栄養士時代の話。

僕が最初に就職したのは
大手の委託給食会社でした。

栄養士なら一度は就職先でも
見たことあると思います。

そこで、僕が配属されたのは
神奈川県の病院です。

社員の栄養士は支配人を含めて
全部で5人。

200床くらいの割と小さめの
病院でした。

僕は新卒ではありましたが、
社会人経験者として入ったので
いろいろな仕事を
すぐに経験しました。

調理、盛り付け、洗浄、配膳、
特別献立作成、帳票管理、
小口現金、発注などなど

本当にいろいろです。

栄養士なら、こんな風にきっと
いろいろな仕事をしていますよね。

ただ、いま冷静に考えてみると
これらの仕事って
管理栄養士である必要ないんですよね。

正直パートさんでもできる仕事です。

そうなると正社員である必要もない。

委託給食会社のほとんどの仕事が
「管理栄養士」という肩書きや
「正社員」という立場が必要なわけではない。

必要なのは「定時間働いてくれる労働力」です。

「管理栄養士」っていう肩書きと
「正社員」っていう立場を
与えるとどんな仕事もやらないといけない。

そういう風潮があるなと、僕は感じています。

あなたはどう思いますか?

そして、この風潮こそ
栄養士が成長しない大きな要因ですね。

栄養士って現場にいることが多いので
普通の会社員が学ぶような
「社会人の常識」って
知らない人が多いです。

さらに管理栄養士っていう資格を
持っていても実際にそれを生かした
仕事が与えられるわけではありません。

そうなると中途半端に資格を持っただけの
社会人になってしまいやすいです。

これは、そういう環境が悪いんです。

もちろん熱心な人であれば
自分で学ぶこともできます。

でも、なかなかそれができない。

そうなるとこういう
中途半端になりやすいんですよね。

でも、独立して思うことがあります。

それは「管理栄養士」っていう肩書きは
外の社会ではいろいろな使い方が
あるってことです。

栄養学や調理の知識や経験ってのは
いろいろな形で需要があります。

でも、それをアピールできていないので
社会も気づいてくれないんですよ。

いろいろな経営者とお話しすると
そもそも管理栄養士が何を
する仕事なのかもわかっていませんから。

よく「栄養管理士」って言われますし(^_^;)

でも、これからの時代は
栄養士も管理栄養士もどんどん
社会に出るべきです。

会社員としての中途半端になりがちな
栄養士ではなく、資格や経験を
最大限に生かした社会人。

それができると、きっと
栄養士や管理栄養士の
未来は明るいですね。

僕自身もその未来を作り出すために
これからもどんどん前に出ていきます。

あなたも、今の資格や経験、思いを
社会に伝えることで
どんどん前に出てきてくださいね。

それがこれからの社会が
求めていることですので。

これからもお互い頑張りましょう(^ ^)

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