FROM:黒田光弘
日本橋のオフィスより。
トランス脂肪酸。
さて、あなたはこの言葉を
聞いた時にどんなイメージを
思い浮かべるでしょうか?
おそらく、このブログを読んでいる
あなたなら
「体に悪いもの」
この認識はあると思います。
では、規制に関してはどうでしょう?
詳しい人ならアメリカは
食品への使用を禁止する方向に
していること。
ヨーロッパなど諸外国では
使用量の制減があること。
また、使用量の表示義務があること。
そして、日本では全くの規制がないこと。
この辺りまでは知っていますかね?
もっと、詳しい人なら
発がん性や妊婦への悪影響。
コレステロール値や血圧に
影響があることなどまで
学んでいるかもしれません。
それは人によって様々です。
で、あなたがどれくらいの情報を持っているのか?
それを聞きたいわけではありません。
僕が伝えたかったこと。
それは同じ
「トランス脂肪酸」という言葉でも
人によって持っている情報は違う。
そして、持っている情報によって
その言葉に対してのイメージも
変わるということです。
これを理解していないと
相手に伝えたいことを
伝えられなくなってしまいます。
そこに気づいて欲しいとということです。
例えば、僕がトランス脂肪酸のことを
誰かに
「危ないから、食べない方がいいですよ」
と伝えたとします。
僕はトランス脂肪酸について
知っているので特別な説明をしなかった。
相手もある程度知っているだろうと
勘違いして伝えたとします。
でも、もし相手がトランス脂肪酸の
危険性について全く知らなかったとしたら?
もっと、いうと
トランス脂肪酸という言葉さえ
知らなかったとしたら?
伝え方はガラリと変わりますよね。
これ、相手が正直にわからないと
言ってくれればいいんです。
でも、わかっているフリを
する人も中にはいます。
あなただって、
当たり前に知っているように
話しかけられたら知っているフリを
したくなりますよね。
僕はなります(笑)
でも、そうすると相手には伝わりません。
だって、そもそもトランス脂肪酸を
知らないから危険だと
言われても何をすればわからないので。
トランス脂肪酸がマーガリンや
マヨネーズ、菓子パンやサラダ油
インスタントラーメンに
入っていることを知っていればいいんです。
でも、これらを知らなかったら
どうしようもないですよね。
「トランス脂肪酸を避けるって一体どうすればいいんだ?」
「後で調べてみよっかなぁ」
と思って、調べないパターンですね。
これじゃ、何も変わりません。
でも、この人に
「マーガリンって蟻も食べないって知ってます?」
このように話しかけたら興味を
持ってくれるかもしれません。
そこから、トランス脂肪酸について
話をするという方法もあります。
そして、その後に
「マーガリンとかってトランス脂肪酸ってものが
入っていて体に悪いので
実はバターの方がいいですよ。」
こうすれば、トランス脂肪酸に
ついて関心を持ったり
行動を変えてくれる可能性が上がるでしょう。
ようは、相手が理解する「言葉」で
話そうってことですね。
あなたは相手と話す時に
「言葉」を意識していますか?
自分の言葉の認識と
相手の言葉の認識は違います。
伝えたい想いが強い人ほど
ついついこの意識を忘れてしまいがち。
ぜひ、普段から「言葉」を
意識してみてください。
その方がきっと相手に
伝えられるようになりますから(^ ^)
P.S
以前、ビジネスの相談をされた時に
横文字ばかり使う人がいました。
正直、何言っているか
全くわかりませんでした(笑)
その後に全然わからなかったと
伝えたらショックを受けていましたが、、、
でも、いい気づきでした、
喜んでもらえたので良かったです。
わからないことはわからないと
伝えるのも大事ですね(^ ^)
それでは、また明日